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泡盛を楽しむための基礎知識

今更だけど、泡盛ってどんなお酒?

初心者におすすめな銘柄をご紹介!

今ではもう全国的に有名となった、沖縄の地酒「泡盛(あわもり)」。この記事では「泡盛を飲んだことがない方」や「泡盛のことをよく知らない方」に向けて、泡盛についての基本的な知識と、初心者でも飲みやすい“地元民おすすめの銘柄”をご紹介します。

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泡盛とは

泡盛は沖縄県で造られる蒸留酒の一種。原料はタイ米で、黒麹菌を使ってアルコール発酵させる「全麹仕込み」という泡盛独特のシンプルな工程で造られます。タイ米を使用する理由は、タイ米には日本米と比べて黒麹菌の菌糸を伸ばし(成長させ)やすいという特性があるからです。また、タイ米は香味成分が強いので、泡盛独特の風味を生み出す要因ともなっています。泡盛は原料にお米を使っているということで、広い意味では米焼酎に属しますが、焼酎に比べると甘みが強く濃厚な味わいとなっているのが特徴です。

泡盛の歴史

 そんな泡盛は、いつ誕生したのか?

一説によると、13世紀に西アジアで発達した蒸留技術が中国へ伝わり、タイを経由し琉球に伝わったとされています。泡盛の製造は当初、琉球王朝によって厳重に管理されていましたが、明治時代に廃藩置県が行われると共にお酒造りが免許制となったことから、民間でも製造されるようになり多くの酒造所が誕生していきました。現在では、沖縄本島の北部や中部、南部、そして離島と数多くの酒造所があり、それぞれ特徴が異なる個性豊かな泡盛を楽しむことができます。長い歴史を経て、泡盛は沖縄県内だけではなく、日本中、あるいは世界中でも愛飲されるようになるまで発展してきたのです。

初心者におすすめの泡盛を厳選

ここからは、沖縄県在住の地元民が、初心者でも飲みやすいおすすめの銘柄と飲み方を紹介していきます。

1)残波ホワイト 比嘉酒造

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「残波ホワイト」は読谷村にある比嘉酒造で造られている泡盛です。

「ザンシロ(白)」という愛称で広く県民に知られ、「初めて飲んだ泡盛はザンシロ!」という方も多い人気商品。クセがないので飲みやすく、フルーティーな香りで女性にもおすすめです。

アルコール度数:25度/720ml 2,000円程度/おすすめの飲み方:ロック、水割り

ZANPA ONLINE

 

2)くら古酒 ヘリオス酒造

名護市のヘリオス酒造で造られている泡盛が「くら古酒」です。モンドセレクション最高金賞に輝いたこともある確かな一品。名護市の豊富な天然水で造られていて、口当たりが良いのが人気の秘密です。

アルコール度数:25度/720ml 1,300円程度/おすすめの飲み方:ロック、水割り、ソーダ割り

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HELIOS ONLINE

 

3)龍ゴールド 金武酒造

龍ゴールド/イメージ画像

金色のラベルが目を引く「龍ゴールド」は、金武町の金武酒造で造られています。金武酒造には鍾乳洞を利用した蔵があり、そこで熟成されたまろやかな味を楽しめる泡盛です。飲みやすくも味わい深く、近年人気が上昇。県内多くの居酒屋でも提供されています。

アルコール度数:25度/720ml 1,900円程度/おすすめの飲み方:ロック、水割り

泡盛大好き

 

4)北谷長老 北谷長老酒造

北谷町にある北谷長老酒造で造られている「北谷長老」。当初、地元でのみ販売されていた泡盛ですが、その美味しさが口コミで広がり、今や沖縄全域で飲まれるようになりました。豊かな香りとコクがあり、口当たりの良さが特徴です。

アルコール度数:25度/720ml 2,600円程度/おすすめの飲み方:ストレート、ロック、水割り

北谷長老イメージ画像

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奥深い泡盛ワールドへようこそ 

今回は泡盛の特徴や初心者におすすめの銘柄をご紹介しました。

ご紹介した銘柄はクセがなく、飲みやすいものばかりなので「初めて飲む泡盛」として、どれを選んでも間違いはありません。泡盛を造っている酒造所は沖縄県内に50カ所以上あり、酒造所ごとに数多くの銘柄があります。そしてその銘柄ごとに、香りや風味、口当たりなど、それぞれの特徴があります。

 初めは飲みやすい泡盛からスタートし、ご自身のお口にあった泡盛を探求してみてはいかがでしょうか。

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