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栄養満点のスイーツ「沖縄ぜんざい」

寒い冬になると、つい食べたくなる「ぜんざい」。冬の風物詩と言えるスイーツです。しかし沖縄には「沖縄ぜんざい」という独自の進化を遂げたぜんざいがあることをご存知でしょうか。従来のぜんざいとは違う「沖縄ぜんざい」とは何なのか、そして、その人気の理由から地域別のおすすめのお店までご紹介しますね!

沖縄ぜんざいとは…

 「ぜんざい」と聞くと、寒い時期に食べる「お餅や白玉団子が入った甘いあんこ汁」を想像する方が多いのでは。しかしながら、「沖縄ぜんざい」は従来のぜんざいとは異なり、暑い時に食べます。黒糖で煮詰めた「金時豆」や白玉の上に、雲のように真っ白な氷がたくさんのったスイーツメニューです。見た目は、まさに、かき氷です。

沖縄ぜんざいのルーツは「あまがし」という大麦と緑豆を使用した汁にあります。もともとはご先祖様へのお供え物や栄養料理として提供されていました。戦後、米軍より伝わった「金時豆」が煮崩れせずに仕上がると評判に。金時豆を大麦や緑豆の代わりに使うようになり、冷蔵庫の普及に伴って氷をのせたメニューに進化しました。これが現在の「沖縄ぜんざい」です。

沖縄ぜんざいが人気の理由

沖縄ぜんざいですが、沖縄スイーツとして人気の高い理由は2つあります。

沖縄の気候にぴったりのコンセプト

ご存知のように沖縄は年間の平均気温が約23℃という土地柄です。そのため、沖縄ぜんざいのようなひんやりしたスイーツは人気があります。また、雲の様な白い氷は、SNS映えするとして観光客からも人気が高いのです。地元民、観光客の両方から愛されるスイーツなのです。

美味しく健康になれるスイーツ

沖縄ぜんざいに使用している「金時豆」はビタミンやミネラル、食物繊維などを補う栄養補助的な効果をもっています。そのため、沖縄ぜんざいは「美味しく健康になれるスイーツ」としても老楽男女から人気があります。

沖縄ぜんざいのオススメのお店

【沖縄北部】沖縄美ら海水族館より車で8分!「新垣ぜんざい屋」

1948年創業の老舗ぜんざい専門店「新垣ぜんざい屋」。古くから愛され続け、メディアの露出が多い有名店です。扱うメニューは「氷ぜんざい(250円)」のみ。

これぞ「沖縄ぜんざい」と言える金時豆とフワフワの氷のみの盛り付けられたシンプルなメニューです。特製のザラメで金時豆を煮込んだシロップをかけて食べます。

団体客の訪問にも対応しており、券売機では20名分まで一遍に券の購入が可能です。

食べログ:新垣ぜんざい屋

 【沖縄中部】高速インター降りてすぐ!「羊羊(ヨウヨウ)アンファクトリー」

平成30年オープンの和菓子専門店「羊羊 YOYO AN FACTORY(ヨウヨウ アン ファクトリー)」。喜舎場スマートインターを降りてすぐの場所にあります。

ここでは、「和」を意識した沖縄ぜんざいの「黒蜜きなこぜんざい」を食べられます。沖縄産の黒糖を使用した黒蜜ときなこがかかったかき氷。

「和」の雰囲気に包まれた店内で、上品な味を楽しめますよ。

食べログ:羊羊 YOYO AN FACTORY

【那覇・首里】国際通り近くの「富士家 泊本店」

沖縄ぜんざいを扱うお店の中でも人気の高い「富士家 泊本店」。観光スポットの「国際通り」より徒歩15分ほどの場所にあるお店です。

人気のメニューは「富士家ぜんざい」。金時豆や白玉の入ったお汁と氷の入った器に分かれ、自分のお好みで氷の量を調整できます。豆の煮汁を凍らせた氷と一緒に白玉や金時豆を楽しめます。

食べログ:富士家 泊本店

今回、ご紹介した3店の食べ歩きを1日でチャレンジをしてみても良いかな、と思ってしまった方に。空港からレンタカーの場合は、まずは、11時開店の富士家 泊本店で飛行機の疲れを癒したら、沖縄自動車道と海沿いのドライブを約90分楽しんで新垣ぜんざい屋に到着。ランチもしたいという方は、すぐ側のきしもと食堂で手打ち麺の沖縄そばがオススメです。すっかり、お腹も満足したところで、約70分のドライブでYOYO AN FACTORYに。ここまでの移動距離は約160km。お食事時間も入れたら約5時間の旅。あくまで、安全運転で!

イメージ画像

 

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