グルメ

TULIPとSPAM

ポークイメージ

沖縄のポーク

沖縄でよく食べられている「ポークたまご(略して”ポーたま”)」を、知っていますか?

沖縄のコンビニでは「ポークたまごおにぎり」があったり、食堂のメニューにも「ポークたまご定食」があったりするほどのポピュラーなメニューで、沖縄県民の朝ごはんの定番でもあります。

ポータマイメージ

「ポークたまご」のポークは、缶詰の「ポークランチョンミート」のこと。沖縄では、ポークという呼び名は豚肉ではなく、この缶詰のことを指しています。ランチョンミートとは、香辛料などを加えた挽肉を金型で固め、加熱調理後に冷却して保存性を高めた肉食品のこと。また、ランチョンとは、精選版 日本国語大辞典によれば、「ランチより格式のある上品な昼食。とくに接待などの午餐。また逆に、軽い昼食のこと」をいうそうで、ヨーロッパなどではランチに使用されることが多かったことからランチョンミートという呼び名となったようです。沖縄は高温多湿の気候のため、食品の鮮度を保つことが難しかったという背景から、ポーク缶のような加工食品が広まったのです。このポークランチョンミートを焼いたものに、卵焼きを添えたのが「ポークたまご」です。シンプルですが、「沖縄といえばこれよね!」という人も沢山います。

当初は豚肉の代替品として歓迎されていたポークですが、今ではポーたま以外にも、チャンプルーやサラダなど、沖縄料理に欠かせない食材としての地位を築いています。沖縄ではスーパーの棚に「ポークランチョンミート」のコーナーが設けられているほどで種類も豊富!

チューリップイメージ

厚めにカットしてこんがり焼くとふわっとジューシーに、薄めにカットしてカリカリに焼くとベーコンのようなじんわりとしたうまみ。”カットして焼くだけ”という手軽さが人気の理由かもしれません。じつは、缶詰にする際に加熱調理されているのでそのままでも食べられるのですが、やはり焼いてこその美味しさがあるんですよね。

沖縄で食べられているポーク缶で有名なのは、TULIP(チューリップ)とSPAM(スパム)のふたつのブランドです。TULIP(チューリップ)はデンマーク産、SPAM(スパム)はアメリカ産。どちらも沖縄のスーパーには行けば必ず置かれています。沖縄では、子供のころから食べ慣れているという理由でTULIP(チューリップ)が好きという人が多いようです。ほどよい塩味は、お酒のおつまみにも! お土産に持ち帰る場合は、エコパッケージが軽くておすすめですよ。 

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ポチギ

ポチギは、沖縄限定で販売されているスパイシーな豚肉のソーセージのこと。英語の「Portuguese sausage(ポーチュギース ソーセージ)」が省略形になって「ポチギ」となりました。もとはといえばポルトガルが発祥の食品ですが、アメリカ経由で沖縄に伝わったという説があります。

ポチギイメージ

スーパーでは冷蔵コーナーで販売されているポチギは、20cmほどの細長いかたち。沖縄では、小さくカットしてカリッと焼いて食べるのが一般的。ほかには、ハムの代わりにポテトサラダに入れたり、ピザトーストやピザのトッピングにするという人も。また、ピリ辛味がホットドッグに合うという人もいます。居酒屋メニューにある「ポチギ炒め」は、オリオンビールや泡盛のおつまみにするとクセになります。

沖縄で買えるのは、沖縄ホーメル(ホーメル)の「ポルトギース」と、沖縄ハム(オキハム)の「ポルトギュー」の2種類。(ニッポンハムの製品にも「ポチギ」がありますが、これは沖縄だけではなく九州でも購入できるとのこと)定番のお土産に飽きた人におすすめです!

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vol.5 ご飯がすすむチャンプルー

vol.4 花咲く揚げ菓子サーターアンダギー

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